前回は土地購入の6つのポイントについて書きましたが、今回は土地の話をもう一歩掘り下げていきたいと思います!!
これであなたも土地マスター間違いなしです!(笑)
では参りましょう~。
注文住宅における土地探しのポイント~道路付け~
道路付けとは、土地に対して道路がどの方角についているかという意味です。
前回の記事では、「日当たりを確保するには南道路」と書きましたが、正直メリットだけではありません。一つ一つ細かく見ていきましょう!!
土地探しのポイント「南道路」
南道路のメリットは、何と言っても日当たりがしっかりとれることです。
明るい開放感のあるリビングが取れたり、洗濯物も乾きやすくなりそうです。
一番人気のある道路付けであるのはこのメリットが大きいからでしょう!
ただしデメリットもあります!!!
一番のデメリットは、プライバシーを確保しにくいことです。
道路に面した南側に窓をとることが多くなるため、道路側から丸見えになってしまいます。
しっかり対策しないと、せっかく日当たりを確保するために南向きの窓をつけても、結局カーテンで閉め切ってしまうことになりかねません。
対策としては、外構で目隠しになるような塀をつけたりですとか、リビングを思い切って二階にするとかが挙げられますね!
もう一つのデメリットは、他と比べて価格が高い事です。
ポイント
日当たりが確保できることはとても良いメリットだと思いますので、
このデメリットをしっかり理解したうえで購入しましょう!!
土地探しのポイント「北道路」
北道路は一般的に日当たりがうまく取れないと言われていますが、メリットもあります!!
北道路のメリットはプライバシーを確保しやすい事です!!
家を建てるときは土地の北側に寄せて建てる事が多いので、北道路の場合、道路を背にして家が建つと思われます。
(南側に建物がたっても日当たりを確保するため)
そうするとリビングや庭は道路とは反対側になるので人目が気になりません。
もう一つのメリットとしては、価格が安い事です。
個人的に日当たりよりもデメリットだと考えていることは、
駐車スペースをとることが難しいことです!
北道路の土地に駐車スペースをとるとすると、道路に面した位置に車が置けず、図のような位置になります。
(駐車スペースを確保したいがため東西に横長の土地を選んでしまうと、南側が狭く日当たりとれない。)
車を二台以上停めたいと考えている方は注意が必要です!
ポイント
北道路で日当たりが取れないというデメリットは、南側に建物が建っても日当たりが取れるほどの奥行のある土地を選ぶこと、または二階にリビングを持ってくること。などで解決できると思います。
あまりよくないと言われがちな北道路ですが、割とメリットもあるので、穴場の土地があるかもしれませんね!
土地探しのポイント「東道路・西道路」
この二つは南道路と北道路のメリットをある程度両方満たすことができる可能性を秘めています!!。
南側の日当たりが取れるように注意すれば、東道路の場合は朝日もしっかり取り込むことができ、西道路の場合は夕方の日当たりを確保できます。
ただし西道路の場合は夕方の日当たりと言えば聞こえがいいですが、要するに西日になるため東道路のほうが良いとされています。
北道路のように駐車スペースのデメリットもありませんし、かなりバランスの取れた土地と言えると思います。
注文住宅における土地探しのポイント
~セットバック~
セットバックとは建物を道路から後退させることを言います。
道幅が4メートル以下の場合道路に面した敷地の建物は、道路の中心から2メートル後退させて建てなければならないという決まりがあります。
(下の図の紫の部分には建てられず、茶色の部分しか使えません)
これは車二台がすれ違うことができ、大型の車両も通ることができるようにするためのようです。
セットバックした部分(紫の部分)は、自分の土地ではありますが、空けておかなければならないため実質使うことはできません。
(ですので通常は市などに譲渡するようになるようです。)
購入する場合はセットバックの部分も含めて費用が発生しているのにもかかわらず、敷地面積にはセットバックの部分は含まれないと言う事になりかねませんので注意が必要です。
しっかり不動産業者に確認をとりましょう!!
このようにセットバック物件はメリットがあまりないと思われますが、不人気故、価格交渉の余地があるというメリットもあると思います!
注文住宅における土地探しのポイント~建築条件~
これは少し難しい話なのですが、土地にはそれぞれ建築条件があります。
建ぺい率が有名ですが、一つ一つ見ていきます。
土地探しのポイント「建ぺい率」
建ぺい率とは、敷地に対する建物面積の割合の事です。
建ぺい率50%という条件だったとすると、敷地の面積の半分のスペースにしか建物を建てられないと言う事です。
今は平屋がブームですが、あまり広くない土地を買ったとして、土地いっぱいに平屋を建てたいと考えたとしても、建ぺい率によっては建てる事が出来ないと言う事にもなりかねませんので注意が必要です。
土地探しのポイント「集積率」
敷地に対する延床面積の割合の事です。
(延べ床面積とは、建物の各階の床面積の合計の事です。)
例えば敷地面積100㎡、集積率80%とすると、延べ床面積の上限は80㎡と言う事になります。
実際には建ぺい率と合わせて表記されることが多いと思いますので
自分が何坪くらいの家を建てたいのか考えて土地を決める必要がありそうですね。
土地探しのポイント「高さ制限・斜線制限」
高さ制限とはその土地に建てられる建物の高さの上限のことで、地域によって異なります。
斜線制限とは敷地との境界線から、一定の勾配で示された内側が家が建てられる高さの上限となります。(下図)
両方とも建物の高さが制限されるものなので、屋根の形状などに影響がでる場合があります。
ポイント
以上のように様々な条件がありますので、よさそうな土地が見つかっても即決せず、担当の営業さんに家を建てるうえで問題ないかチェックしてもらうようにしましょう!
ひこ
通常2週間程度でしたらほかの方に先に購入されないようにキープが出来るはずですので、不動産屋さんに相談してみましょう!!
注文住宅における土地探しのポイント~旗竿地~
前回水道工事において、水道本管からの距離が遠いと100万以上かかることもあると書きましたが、具体的にはこの「旗竿地」と呼ばれる土地に多く起こります。
土地探しのポイント「旗竿地とは」
道路に接する出入口部分が細い通路状になっていて、その奥に家の敷地がある形状の土地の事を言います。
このような土地の場合は敷地部分と道路にある水道本管が離れていることが多いため工事費用が高くなります。
また水道だけでなく、電線が引き込まれていないケースもあり、実費で電柱を設置するなどのトラブルも考えられます。
他にも周りが民家に囲まれていたりする場合日当たりやプライバシーを確保しづらかったり、駐車が不便な土地が多いことなどデメリットが多いです。
メリットとしては、基本的には人気のない土地なので価格が安いことが挙げられます。
ただし上記の理由で予期しない出費が考えられるので、旗竿地の購入を考えている方はしっかりした調べをすることをお勧めいたします!!
以上でございます!!
いかがだったでしょうか??
前回の記事と合わせ、正直これだけの条件をすべて満たす土地にはなかなか巡り合えないでしょう。
ある程度の妥協は必要だと思いますので、自分が最も重視するポイントは何なのかしっかりよく考えて土地を選ぶようにするとよいかもしれませんね!!
では次回は「太陽光発電」について書きたいと思います!!
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